第49章 さくら、ひらひら。
朝起きて、ぐぐっと体を伸ばす。
スマホを見れば愛しの彼からのメッセージ。
おはようのスタンプを押すと、私はベッドから降り、身支度を整えた。
今日の朝食は食パンに目玉焼き、ウインナー。
そしてブラックコーヒー。
リエーフとメッセージをやり取りしながら朝食を食べ、ささっとお皿を洗う。
部屋に戻り、スクールバッグの中を空にすると、財布、定期、ペンケース、スケジュール帳、ルーズリーフを入れ、カバンを閉める。
そしてパジャマを脱ぐと、準備をしていた制服に身を包んだ。
髪は礼の邪魔にならないよう、2つに結んで前髪はピンでとめて…っと。
リップクリームを塗ってポケットにin。
右ポケットにハンカチ、左ポケットにティッシュを。
あとは忘れ物はないな。
カバンを持ってマフラーを持って玄関に向かう。
ピンポン
ちょうどのタイミングで鳴るインターフォン。
「はーい」
かちゃん
鍵を開ければ、いつものようにドアノブを回して入ってくる。
「みーゆさん!おはようございます!」
リエーフがいつもの笑顔で。
いつもの幸せをつれてきてくれる。