第47章 またまた!大波乱!
母が帰る頃にはなぜか私を除いた3人は意気投合。
特に母とリエーフは美優ママ、リエーフと呼び合うくらいには仲良くなっていた。
「リエーフ?さっきのあれ、ここにあるから好きに使って♡」
「まじすか?じゃああとで使ってみます!」
…なんかちょっと怖い…
この2人がタッグを組むとか…
私が怖い…
すごく怖い。
母とイケメンが「じゃあねー♡」と軽ーいテンションで帰っていくのを見送ったあと、私はなぜかリエーフにものすごくお風呂を進められた。
「お先にどうぞ?」というリエーフの笑顔が怖い。
ものすごく怖い。
けれど、お風呂の準備もまだなので、ありがたく先に入らせてもらうことにした。
後悔先に立たず。
のちの私はこの言葉が頭によぎることになるけれど…
お風呂上がりリビングに向かうと、リエーフがコーヒーを準備していてくれた。
「美優ママが食べてって言ってました!」ってチョコレートの詰め合わせまで用意されていた。
それを置いたリエーフは、俺も風呂入ってきますね?とお風呂に入ってしまった。
まあ準備してくれたんだし、コーヒー飲みながらリエーフのこと待ってよっかな…
私はリエーフが入れてくれたコーヒーをぐっと一気に煽った。