第44章 春の高校バレー。
2回戦はギリギリのところで勝利。
烏野も1セット取られたみたいだけどなんとか取り返して勝利。
『やった…』
「”ごみ捨て場の戦い”だ。」
みんなと手を取り合いながら喜んでいると、向こうの廊下からカラスの集団がやってきた。
「とうとう…だな。」
「ああ。やっと…やっとここまで来た。」
主将2人がそう呟くと、2人はがっちり握手をしあう。
「手、抜いたら許さないからな。」
「お互い様だ。明日は勝ってやる。」
「こっちこそ、負けるわけにはいかないんでね。」
2人が手を離すと、どちらのチームも前に向かって歩き出す。
「じゃあ明日…
「「コートで‼︎」」
そう、お互い伝え合うと私達はその場を立ち去った。