第43章 寝坊と、コーヒーと、それから。
プツリと切れそうな意識をぎりぎりで繋ぐ。
だけれど身体はうまく動かなくてふらりとリエーフの体に寄り掛かる。
腰を持たれ、中の肉棒を抜かれると上半身はへにょりとベッドに倒れ込む。
出したばかりなのに萎えることを知らないリエーフは新しい避妊具に変えると今度は私を仰向けにする。
そして足を肩に抱えられながらまた挿入された。
『あっ…りえ…らめっ…』
「うん。美優さんのなか、トロトロなのにぎゅうぎゅうに締め付けてくる。イきそうなのわかる。」
『も…やぁの…きもちーのやらぁ…』
私の言葉など御構い無しにリエーフは奥へ奥へと肉棒を進めていった。
容赦なく良いところを攻めていくリエーフ。
頭が働かない。
考えがまとまらない。
気持ち良すぎておかしくなりそう。
「美優…きもちー。」
『りえ…りえ…も…』
気持ち良いのが恐くて腕を伸ばすとリエーフが自分の背中へと導いてくれる。
「うん。一緒にイこ?」
リエーフは高みに昇りつめるように律動を早めていく。
ぎゅっと背中に回した手に力が入る。
「っ…みゆっみゆっ…イくっ…」
『ああああんっ‼︎‼︎』
最上級の絶頂。
ぶるり、身体が痙攣するように震えた後、私の意識はふつりと途切れた。