第40章 冬休みまでのカウントダウン。
部活が終わり、いつも通りリエーフと帰っていた。
『ねえ、リエーフ…』
「美優さん!今日、これから空いてますか?」
ほぼ同時に話始めた私たち。
『大丈夫だけど…』
そういうとリエーフはにこりと笑って私を見る。
「今日、うちに来ませんか?」
『今から…?』
「そうです。」
今日、クリスマスだってわかってるのかな…リエーフ。
『お邪魔じゃ…ない?』
そう私が言えば、リエーフはスマホを開きメッセージアプリのトーク画面を開いた。
画面を見れば、灰羽家のグループトークで、私を連れてくるようにというメッセージがガンガン来ていた。
「連れてこないと俺が怒られます。」
『じゃあ…お邪魔しようかな…?』
そういえばリエーフはにこりと笑いながら私の腕を掴みリエーフの家に向かい走り出した。