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あいつはねこまのわんこ系少年【HQ】

第33章 ThankYouForComingToTheWorld




『リエーフ…?』

とんとんと胸を叩く。

『もうひとつ…プレゼントあるんだけど…いい?』

そう言い、1度リエーフから離れる。

ポケットからしゅるりと取り出したのはベルベットの真紅のリボン。

こくりと首をかしげるリエーフ。

それを私は首に巻ききゅっとリボン結びにする。









『あの…ね?私も…もらって欲しい…な?』


ぺたりと床に座った状態でリエーフを見上げる。

恥ずかしい。
恥ずかしすぎる。

言い切ったあとぎゅっと目を瞑る。





1秒

2秒

3秒

シンとした部屋。


どうしよう…
これ、滑った?
やらないほいが良かった?

ぐるぐると色々考えているとふわりと身体が浮く。

恐る恐る目を開けると、私はリエーフに抱えられ、廊下を移動中。

「美優さんが嫌って言ってもやめませんからね?」

ぺろりと下唇を舐めるリエーフ。

「明日は午後からの部活なので…覚悟してください…?」




ドアを開ければ私の部屋

ぽすんとベッドに落ちる身体



しゅるり

解けるベルベット





「いただきます」



唇が触れ合い

舌が絡めば


熱い時間がはじまる。



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