第33章 ThankYouForComingToTheWorld
午後練も終わり、今日もリエーフと一緒に帰る。
リエーフをリビングに通すと、私はご飯の準備のためにキッチンへ移動する。
先に準備はしていたのでぱぱっと準備をするとお風呂の準備を整え、リエーフにお風呂に入りに行ってもらう。
その間に私は料理をリビングに運び、並べる。
「美優さーん!もういいっすかー?」
お風呂が終わって声をかけてきたリエーフを脱衣所まで迎えに行く。
『リエーフ?いいよ?』
私がそう言うと、リエーフは脱衣所の扉をあけ、私の姿を見てびっくりした顔をした。
「美優さん…その格好…」
『折角もらったんだから生かさないと。』
私が着ているのはあのメイド服。
こういう時くらい私も楽しんだっていいじゃない?
私はリエーフの前に立つとスカートの裾を持ち上げそっと頭を垂れた。
『では、ご主人様。こちらへどうぞ?』