第28章 音駒高校文化祭2日目!
『ただいま…』
私は玄関に倒れこむように家に入った。ここ数日の疲労で眠気は限界ぎりぎり。電車ではリエーフがいなかったら絶対乗り過ごしてた。
「その格好はエロくていいんですけど…ベッドに運びますね?」
リエーフは床でへたれている私を軽々抱き抱え、私の部屋に運ぶ。優しくベッドに寝かされると、一気に眠気が押し寄せた。
「あ、台所勝手に使っちゃいますね。」
『ん…いーよ…?』
「美優さん、お疲れ様でした。」
リエーフは私の顔にかかる髪の毛をかき分けると、そっと額に口付けた。私の意識は底なし沼に引きずり込まれるようにそのままずるずると深い眠りに引き込まれていった。