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あいつはねこまのわんこ系少年【HQ】

第27章 音駒高校文化祭1日目!



ご飯を食べ終わるとリエーフは明日の準備のために教室に戻っていった。あ、教室に戻る前にリエーフに写真撮らせていただきました。速攻加工して待ち受けにしちゃった。

午後からは明日の一般公開のための作業時間。
お昼前に仕込んでいたクッキー生地を切り分け焼く作業に入る。クッキングシートを敷いた鉄板にクッキーを乗せ、オーブンに入れて焼く。これをあと2回行わなければならない。
あと、ガトーショコラの準備もしなきゃな…
そう考えながら動いていると、調理室の扉が開きクラスのみんなが流れ込んできた。

『え?ちょっ⁈みんなどうしたの?』
「めちゃくちゃうまそうな匂いにつられてきた。」
『いやいや、クロ…これ明日の販売用だし…』
「何か作れるものとかないの?」
『そんなに軽く言わないで…はづき。あ、マサちゃんまで…』
「おう、うまそうな匂い漂わせてんな。」

マサちゃんまで一緒に来たの?
みんな、お腹空いてるのかぁ…じゃあ何か作ろうか…でも材料…
あ。いいこと思いついた。

『せーんせ?買い物行ってもいい?』
「…は?お前…」

途中で私の意図に気づいたらしく、マサちゃんはため息をついた。

「何買うんだ?」
『鶏胸肉、卵、あればほうれん草…かな?』

「はいはい。誰か買い物付き合え。お前はこっちで作業あるだろ?俺行ってやるよ。椎名がメシ作ってやるってよー。」

マサちゃんの声に歓喜するみんな。

『マサちゃん、お金私出すよ?』

そう言って財布を出そうとするとおでこにデコピンを食らう。

「あのなぁ…俺、一応お前より歳上なんだからな?心配されるほど安月給じゃねえよ。たまには奢られなさいな。」

にやりと笑う姿はなんていうか…大人の色気…っていうのかな?
それのせいで、ちょっとだけドキッとしちゃった。
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