第27章 音駒高校文化祭1日目!
side灰羽
ぐいっと襟元を引っ張られたかと思ったら、鎖骨の下、ちょうどTシャツからも見えない場所にじりっと痛みを感じた。
「っえ⁈ちょっ!美優さん⁈」
それが美優さんからのはじめてのキスマークであることに気づき、俺は驚きの声を上げた。美優さんは俺から体を離すと俺についた赤い痕をそっと指でなぞった。
その顔がすげーエロくて…
正直朝からやばい…
じゃなくて!
「美優さん?急にどうして?」
突然のことにそう問い掛けると、美優さんは目を伏せ俺にギリギリ聞こえる声で呟く。
『リエーフばっかり余裕そうで…ずるい…から……』
顔を赤らめて言う美優さんはサイコーにエロくて可愛くて。やっぱり俺、美優さん大好きだなって思ったからお返しにぎゅーって抱きついてほっぺにちゅーをした。
美優さんの作業が終わって美優さんを教室に送り届ければ、俺からちゅーしたところを、廊下から美優さんのクラスの人達が見てたみたいでむちゃくちゃからかわれて美優さんが真っ赤になってた。
文化祭、楽しみだなぁ。