第24章 green with envy
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『うわっ…なにこのメッセージの数…』
リエーフに持ってきてもらったスマホを見ると数十件のメッセージ。まぁ、メッセージはさっきまで遊んでたメンバー達からの写メや私達からのメッセージが来ないことに関してのからかいがほとんどだけど…
『そういえば…さっき蛍からきた写メ』
「あぁ…あれ…」
『見る?』
首を縦に振ったリエーフ。私はスマホを操作すると先ほどの写メを画面に映し出すとリエーフの前に差し出した。
「これ…」
『私達が寝てる時に撮ったみたい…』
蛍が送ってくれた写真。それは私とリエーフが寄り添って寝ている写真。寝顔で思いっきり気を抜いてる顔だから見られたくなかったんだよね…
「美優さんの寝顔なんていっぱい見てるじゃないですか…」
『それでも恥ずかしいんだって…』
照れて顔を赤くすると、リエーフにぎゅーっと抱きしめられた。
「照れた美優さんかわいい。」
『もう…』
気を抜くと瞼が下がってくる。頭がぼうっとしてくる。
『リエーフ…眠い…』
眠気に瞼を擦るとリエーフの大きな手が私の頭を優しく撫でる。
「結構遅い時間ですもんね。俺も無理させましたし…じゃあどうぞ。」
リエーフは寝転ぶと私に腕を差し出してきたのでそのまま頭を乗せる。ぎゅっと抱きついてくるリエーフの温もりを感じながら私は重い瞼をそっと閉じた。