第24章 green with envy
『たっだいまー!』
蛍が帰ったあと、私達は夕飯と称して木兎、クロのリクエストで焼肉を食べに行った。食べ終わったあとはその場で解散。私はまっすぐ家に帰った。帰宅すれば家の中は当たり前のようにシンとしていて、少し寂しい。
「静かっすねー。」
『だねー。ねえ、リエーフ、帰らなくてよかったの?』
結局リエーフはまた私の家に来た。今日もこのままお泊まりの予定らしい。
『今日でお泊り3日目だけど…大丈夫?』
私がそういうとリエーフはにこりと笑う。
「親には最初から3日泊まるって伝えてありますよ?」
『用意周到…私に断られてたらどうしたのよ…』
「美優さん、断ったりしないと思って。」
流れるような動きで頬にキスをして笑うリエーフに私はため息をつく。まあ、嫌な気はしないからいいんだけれども。
『じゃあお風呂の準備するね?』
「はーい」
リエーフがソファに腰を下ろすのを見届け、私はお風呂に向かった。