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あいつはねこまのわんこ系少年【HQ】

第21章 まだまだ夏休みは終わらない!〜第3体育館組、集合〜



朝、目が覚めると、リエーフの腕の中から抜け出す。スマホを見ると5時半。
よし、ちょうどいい。
ぱぱっと身支度を整えると、朝ご飯を準備する。

今日は、食パンとベーコンエッグ、ほうれん草とコーンのソテー、ポテトサラダ、野菜たっぷりのコンソメスープ。
デザートにはヨーグルトのイチゴソースのせっていう手抜きメニュー。
あらかた準備ができたのでリエーフを起こしに部屋に戻ると本人はまだ夢の中。

『リエーフ、朝だよ?ご飯できたよ?』

肩を叩き起こすけれどリエーフは寝ぼけてるみたいであと5分…なんて言ってる。寝かせてあげたいけど時間に間に合わないのは嫌だし…私は窓に近づくと、思いっきりカーテンを開けた。

夏の朝の日差しにリエーフはまぶしそうに掛け布団を頭から被ろうとするがそれを阻止して声をかけた。やっと体を起こしたリエーフはぼーっと下を向いてる。

『リエーフ、おはよ?』
「…おはざっす…」
『ご飯できてるよ?』
「…顔、洗ってきます」

そう言って立ち上がるとそこそこしっかりした足取りで洗面所に向かった。私はキッチンに戻り食パンを焼きながら出来上がっているおかずをお皿に盛る。
顔を洗ったリエーフはタオルで顔を拭きながらキッチンに入ってきた。寝ぼけていた顔が幾分かスッキリしている。

「美優さん。」

名前を呼ばれリエーフの方を見た瞬間、唇が奪われる。ふにゃりと笑ったリエーフが柔らかい声でおはよ。って言ってくれたから私も、改めて挨拶し直した。

『おはよ。リエーフ』
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