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カラ松くんの為なら出来るよね?
第9章 第九話 花の子
うちは音を立てないようにこっそりと鞄から筆箱を出し筆箱の中から
小さなハサミを取り出した。
胸が痛いほどバクバク高鳴る。
背汗がダラダラと流れる。
頭が一つの事しか考えられなくなる
大丈夫だ。うち。
うちはカラ松くんの為なら何でも
出来るし、大体この女はこの世界で
生きてちゃダメなんだ。
だって、そう。
この世にいるのは
よい子だけ、なんだから。
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