第9章 友達
「里奈‥ちょっといいかな?」
里奈はひびきの部屋に呼ばれた
「なぜ嘘をついた?」
「え?」
「僕にバレていないとでも思っているのか?」
里奈はひびきから目をそらした
「バレてたんですね‥」
「君の事だから心配かけたくないと思ったんだろう?」
里奈は頷いた
「私はこの世界にいたいんです!皆と一緒に‥その気持ちはかわりません!!」
「いつ君がいなくなってしまうのかまでは僕にもわからない。だが‥いつ消えてもおかしくない。それは里奈が一番よくわかっているはずだ」
「もし今がその時だったとしても私にはどうする事も出来ません。だからその時はその時です。覚悟は‥出来てますから!」
里奈は寂しそうに言った
里奈と一緒にいたいそれはひびきも同じだ