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【R18 ハイキュー!!】幼なじみ 及川徹との場合

第2章 幼なじみがコイビトに変わる時



「さっき何か会う約束してたじゃん」

地獄耳。

聞いてたんだ。

「……うん、まあ、ちょっと」

「ちょっと、なに?」

「……」

言いたくない。

でも、ごまかせない。

直感がそう告げる。

徹はカンが鋭い。

「さっきカレシできるって言ったの、岩ちゃんのこと?」

ほら、やっぱり。

徹、知ってる。

「……徹には関係ないでしょ」

「関係ないわけないじゃん、大アリだから」

「なんで」

「なんでって、幼なじみと親友が付き合うって、ちょっとヤバくない?」

「……全然意味わからないんだけど……そもそも岩泉君ってホントに徹の親友?」

いつも怒られて、罵倒されてるのに。

「なにそれ、失礼なヤツ。あたりまえじゃん」

「徹、いつも怒られてばかりだから」

「岩ちゃんはドSだから」

「……」

「絶対に」

「……」

「なに、その疑わしそうな目……長年岩ちゃん見てきたオレが言うんだから間違いないって」

この2人はよくわからない。

徹と岩泉君と私。

小学校から一緒で、ずっと2人のこと見てきたけど、未だによくわからない。

岩泉君は「親友なんかじゃねぇ」っていつも否定するし。

「あんなS男とつきあったら、おまえ死ぬよ」

「なにそれ」

「マジで。超キビしいから、練習」

「つきあってバレーするわけじゃないから」

「なんだ、じゃあ何すんの?」

「……」

「岩ちゃんとつきあってさ……何すんの?」

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