第23章 これから行く道
【 智side 】
瞬間、目の前が真っ白になって、
火花がスパークした。
.........
出ちゃった...
もう、我慢するとか、
そんなこと考える余裕、
全然..なかった...
身体に力が入らない...
肩で息をする俺の、
身体を抱き締めて、
「智...愛してるよ..」
翔ちゃんが、そう囁いた。
「..おれも...あいしてる.」
そう答えるのが精一杯で...
だんだん戻ってくる意識に、
硬くなった彼自身が下っ腹に当たる。
...まだ、翔ちゃん、イってないんだ...
「翔ちゃん...きて」
両手を広げると、
「大丈夫?」心配そうな顔の彼...
......俺、そんな、だったのか?
もう最後は、よく覚えてないや//
「いいから。...でも、それ出してからね!」
いつの間にか、
スイッチ切ってくれてたんだね..
「..翔ちゃんのが...欲しいよ..」
素直に、心のままに伝えると、
彼は唇の端を少しだけ上げて笑い、
俺の両脚を高く抱え上げて、
「..イレるよ...」と言った。
ローションもゴムも、
いろいろすっ飛ばして、彼が入ってくる。
少しキツいのは最初だけで、
十分過ぎるほどに解されたそこは、
彼を奥へと引き込んでくみたいだ....
.......熱い...
彼のが最奥まで届いたのを感じる..
「..動いて..いい?..
..もう..余裕ない..かも..」
「..うん..いいよ..」
額にうっすら汗を滲ませ、
翔ちゃんはゆっくり動き出した。