第21章 メリクリ!!
【 智side 】
翔ちゃんが眉間に皺で堪えている。
腰を送りながら、時々止まって、
押し寄せる波を逃してる...
知ってるよ♪
ニノより先にイキたくないんでしょ?
.....そこが争うのはいいけどさ、
俺も、
もうヤバいんだけど(^^ゞ
そっと相葉ちゃんを見ると、
彼も余裕無さそうで、
不意に目が合った。
『イキそう?』
『ホント、ヤバい!』
目で会話して、俺たちは同志として、
供にイこうと、決めた。
握っていた手をほどいて、
俺たちはそれぞれ、自分のを握った。
呼吸を合わせるように扱いて、
そして....
「..あっ..あっ..出ちゃう..」
「..やっ..あ...イク..」
//////////
見事、相葉ちゃんと一緒にイクことに
成功し、
その締め付けのせいでしょ?
ニノと翔ちゃんも、
ほとんど同時だった。
荒い息を整えながら、
抱き合う二組のヘンテコなカップル...
サンタの可愛い衣装は、
俺の出したので、汚れちゃったけど、
なんかさ。
すげー興奮した!
こんなカッコしたからか、
隣に彼らが居たからか、
なんだかよく分かんないけど、
すごーくエロいクリスマスになった。
そして、クリスマスといえば...
「相葉くん、お誕生日おめでとう!」
俺の中に入ったままで、
翔ちゃんは相葉ちゃんの誕生日を祝った。
「おめでとう!相葉ちゃん♪」
んで、俺も。
「ありがと❤」
ニノのを入れ込んだまま、
赤い顔して、相葉ちゃんが答えた。
彼の誕生日は、こうして、
つつがなく、
終わった。