第20章 君が好きだから
乳首を捻って、転がして、
下のソレは、先をゆっくり撫でる...
背中を這う舌が、
もどかしい快感を連れて来る。
チュッと、軽い音を立て、
背中に唇を押し付けられて、
ゆっくりとキスしながら、
動く唇に...
俺はもう、立っているのが
やっとになってしまう...
そんな俺をくるりと自分の方に向け、
激しく唇を重ねてきた。
両手を俺の後ろに回し、
双丘を掴んで引き寄せた。
バランスを崩しそうになった俺は、
翔ちゃんの首にしがみ付く。
その間も、唇はお互いを求め合ったまま、
クチュクチュと卑猥な水音を立てていた。
舌を絡め合い、
貪るような激しいキスの合間に、
彼がどんな顔をしているのか、
見たくなって、
こっそり目を開けると、
翔ちゃんも、丁度
薄目を開けたところだったらしく、
俺たちはバッチリ目が合い、
そして、
噴き出した。
「なんだよ~!みんなや~///」
そう笑う翔ちゃん。
「そっちだって!」
俺もちょっと睨んではみたけど、
さっきから、
俺の下っ腹を押してくるものがさ...
気になるんだけど...
片手で上を仰ぐ彼のソレを握り、
「舐めてやる..」
そう言って、彼の身体と俺の身体を入れ替えて、
その前に膝をついた。
『いい?』という目で見上げると、
翔ちゃんは黙って、俺のこと見ていた。
期待してるよ...
っていう、ちよっと切な気な
その瞳に煽られるように、
俺は、その根本を掴んで、
口の中に招き入れた。