第19章 誕生日、おめでとう!
部屋に頼んでいた朝食が揃う頃、
やっと松潤も起きてきた。
「頭..すごいよ~♪」
そう言いながら、ニノが松潤の
寝癖を指でとかしている。
前は、何でもないその光景が、
今朝は何だか、甘々で、
『朝から、イチャイチャすんなよ~』
って、思ってしまう...
「あー!ニノ、俺もやってよ~!!」
「あなたは、お風呂入って、
乾かしたでしょ?」
やきもちを妬く相葉くんも、
ストレートで気持ちがいい(^-^;
3人が、とってもいい関係なんだな、
って、そう思えることが、
何だか、無性に嬉しい。
そんな俺の気持ちを、察したんだろうな...
智が、指を絡めてきた。
俺が彼を見ると、にっこり笑って、
「よかったね♪」
と一言だけ言った。
こうして、
相葉企画の智の誕生日は、
終わろうとしていた。
車の後部座席で、
俺の肩に凭れながら、
「翔ちゃん...、ほんと、
ありがとね(^^)
以外とビビりな翔ちゃんが、
決心してくれたことが、
ホントに嬉しくってさ。
俺の宝物になったよ...」
.......なんか、
嬉しいこと言われた気がするのに、
ちょっと、ひっかかるんですけど(((^^;)
でも。
越えられたこと。
またふたりの絆を深めた、って。
そう思っても、いいよね~(^^;
『みんな、ありがと。
照れ臭くって、言葉にできないけど、
忙しい中で、時間を作ってくれて、
感謝してるよ♪』
嵐って、
ほんと、いいな♪
って、そう思って目を閉じた。