第19章 誕生日、おめでとう!
「よ~し!俺が王様♪」
相葉くんが張り切って命令したのは...
「1番と4番が、ディープキス」
『えーっ///』
1番が俺で...
4番は...??
「1番誰だよ~?」
...やった!翔ちゃんだ♪
↑やったでいいのか?
「やっと来た!!さあ、見せてもらおうか~?」
ニノが煽る。
「マジかよ~(^^)」笑う、君。
「いつものでいいから、いつもので!」
騒ぐ相葉くんを無視して、
翔ちゃんが俺に近づいてきた...
完全に、酔った目だよね?
「ホントに~?」
テレ隠しに笑う俺に、
「智。目、瞑れ!」
と、真顔で顎クイ...
...からの。
/////////
押し当てられた、分厚い唇。
それはいつもの慣れ親しんだ感触...でも、
みんなが、見てる...
んで。
...ディープ...って...
重ねられた唇は、ゆっくりと動き、
俺のソレを何度も啄み、
そして、抉じ開ける。
差し込まれた舌に、眩暈がした。
強引に侵入してきた彼の舌は、
俺のソレを捉えて、
絡めてくる。
当然のように上がる水音...
そして...
「...んっ..ぁ..んん..」
俺からも、甘い吐息が漏れてしまう。
「..しょうちゃ...やめっ..」
『(;゚д゚)ゴクリ…』
誰かの唾を飲み込む音が、聞こえた。
背中を強く抱き寄せられ、
酸素不足で、ふらつく俺...
翔ちゃんが、不意に俺の唇から離れると、
思わず追いかけようとしてしまう...
......あっ..ヤベッ...
みんなが、見てた。