第1章 看病
毛布をもう一枚用意して、額にジョーイさんから頂いた「冷えピタ」という物を貼りました
「お薬…の前に何か食べないといけないですね」
「食欲ない…」
「いけません。空腹時にお薬を飲んだら胃が荒れてし まいます」
「そうなのかい?」
「はい。ジョーイさんに頼んでお粥貰ってきます」
私が部屋を出ようとしたら…
「N?」
Nが私の右手を掴みました
「ツグミのお粥がいい」
「私の…?」
「うん…ツグミのじゃないと食べない」
意地悪そうに笑うN
なんだか今日は甘えん坊ですね…
「…わかりました。台所貸して貰えるようお願いしてきます…ルカリオ、エモンガ、Nの傍に居てください」
『うん!』
『わかりました』
私は部屋を後にしました