第4章 天然な彼女
~数分後~
~N side~
全く…ゲーチスの話はいつも長いね
早くツグミと一緒にいたい…と思い早足で部屋に戻ろうとしたら…
「まぁ…小さい頃からポケモンの解放を願っていたのですね!」
「はい!だからオレ、プラズマ団に入れて嬉しいんです!
N様もツグミ様も尊敬しています!」
「嬉しいです!これからも一緒に頑張りましょうね!」
「はい!」
…ツグミとプラズマ団員が仲良く話してる…
なんだろう
見ていて凄くイライラする…心がモヤモヤする…
それにあの団員…顔が赤い…!
ツグミ…気づいてないのかい!?
「ツグミ!!!」
気がつけば大声でツグミの名を叫んでいた
「え…N様!!」
「あらN…お話終わりましたの?」
「戻るよ!」
ボクはツグミの腕を掴んだ
「え?」
ボクの登場に気まずそうに目を逸らした男を睨み付け、半ば無理矢理ツグミを連れ出した
「N…痛いです!」
「我慢して!」
「?何を怒っているのですか?」
ツグミ…ホント気づいてない