第6章 歩きだす
渉「ねぇ、なんで来るって教えてくれなかったの?」
『恥ずかしくて言えないよ。一緒に住んでるのに、ライブまで行くなんて、なんか私すごい重たいじゃん・・・///』
渉「でも心配したんだよ?なんか今日いつもより連絡帰ってくるのすげー遅かったし」
『あー・・・それはね、アイドルのライブって初めてだったからなんか圧倒されちゃってそれどころじゃなかったっていうか//』
渉「ホテル着いたらえみいないし?」
『それはコーヒー買いに』
渉「俺よりも先にニカと楽しそうに会っちゃってるし?」
『それは偶然会ったから』
渉「かっこいいとか言っちゃってるし?」
『みんないつもと雰囲気違ってバリバリアイドルだったもん。それに・・・』
渉「それに?」
『渉くんに1番ドキドキしたに決まってる・・じゃん・・・///』
渉「あーもうっ!////ずるい!」
『な、なにが?!』
渉「俺、結構本気で不安になったしなんか妙に嫉妬もしちゃって全然余裕なかった。俺だけ勝手にもやもやして子どもみたいじゃん!しかも帰ろうとしてるの無理やり引きとめたし・・・はぁ、ほんとごめん」
『なんで謝るの?私、会えて嬉しいよ。ライブのあとだから疲れてるはずなのに、会ってくれるなんて思わなかったもん』
渉「そか・・・ありがと」
『でも!MCちょっと噛みすぎじゃないですかー?w』
渉「言うな。それは言うな!大体えみがいたからなんだよー?」
『えぇっ?わたしのせいなの?!』
渉「でもさ、俺に言えばもっといい席取れたかもしれないのに」
『ん、いいの。渉くんのこと見たいの1番だけど、キスマイのファンでもあるから。だから自力で取りたいの。じゃなきゃ他のファンの子たちにも申し訳ないでしょ」
渉「えみー」
渉「やっぱかわいい。お前じゃなきゃ俺もう無理だわ」
そう言うとまたギュッと抱きしめられた。
渉「これからもそばにいて。ずっと俺のこと見てて」
『うん。ずっとそばにいる。私だってね、渉くんがいなきゃ無理なの』
ー子どものころ、夢見てた。いつか王子様みたいに素敵な人と恋に落ちたいって。渉くんはいつのまにか私の王子様になっていたんだよー