第3章 記憶
ピンポーン♪
渉「誰だろ?ちょい見てくる」
『はぁい』
ーそろそろ帰ろうかな。飲みすぎるとまたやらかしそう。今ならまだ終電も間に合うしー
渉「げっ」
渉「お前ら何してんの?」
『?』
インターホンを鳴らした相手が誰だかわかったみたいで、なにやら変な反応をする渉くん。
?「開けてよー 」
?「開けないと合鍵使っちゃうぞっ」
渉『ちょ、待って待って!ほん、ほんとに待って!』
お客さんが来てるのかなと思って、渉くん自分はもう帰ると伝えようとした。
でもその前に、どうやら本当に持っていたらしい合鍵で玄関が開いた。
ガチャ
北「うぇーい!横尾さん元気ー?」
藤「渉のとこ行こってしつこくてさ」
渉「普通先に連絡しない?っていうか上がってくんな!」
藤「一応連絡はしたんだけどね。ライン見てない?」
北「あ・・・」
北「これ、どう見ても女物の靴・・・と、いうことはー?まさかー?まさかのー?」
藤「北山酒飲んでるからテンション高いんだよね、やっぱ俺ら帰ろうか?」
北「いいじゃん、ね、横尾さんおじゃまー」
渉「ちょっ!」
会話は思いっきりリビングまで届いていたので、誰が来たのか分かってしまった。
キスマイの北山くんと藤ヶ谷くん。
雑誌で見たばかりの2人が来たんだ!
隠れるべきか迷ってるうちに北山くんに見つかった。
北「あ、みっけ」
『あ、えっと、どうも・・・おじゃましてま』
北「うっわー!かわいいね!予想以上!えみちゃんでしょ?!」
『え、なんで名前を?』
北「んーそれはね、俺が超能力者だから?w」
藤「はいはい。」
藤「どうもーこんばんはー。ごめんね、いきなり押し掛けちゃって」
『い、いえっ。私もそろそろ帰ろうと思ってたので』
渉「えっ、帰る?こいつらなら気にしなくていいよ。追い返すから」
北「えー、ひでぇー。せっかくなんだしえみちゃんと交流を深めたいんだけどー」
渉「迷惑。近づくな」
北「おー怖っ」
北「でもさ、見て。あそこ、もう1杯始まっちゃってるよ?」
渉「あ!」
渉くんと北山くんが言い合ってる隙に、藤ヶ谷くんに「まぁまぁ」とビールのお代わりをすすめられた。
王子さまスマイルで出されたらなんだか断りづらい。
「あ、じゃぁ・・・」と受け取ってしまった。