第2章 友達として
*渉side*
『わあっ!いい香りがするー!』
『お、おいしいっ!!!』
『さすがですっ!さすがすぎますねっ!』
何度も誉めながらリゾットを食べてくれたえみちゃん。そんなに美味しそうに食べてもらえるとこっちも作った甲斐がある。
『横尾さんはやっぱりいつも自炊ですか?』
渉「んーまぁ時間があればね」
『すごいなぁ。ちなみに得意料理はっ?』
渉「えーなんだろw俺結構なんでも作れるよ?w」
『あれ、ちょっと自慢してきてる?w』
リゾットを食べたあともこんな話を続けていた。時計を見るともう1時を過ぎていた。
渉「おっとっと。なんか長居しちゃった。ここ居心地よくってつい。ごめんね!」
『ううん、楽しかったしおいしかったから』
渉「あのさぁ・・・なんか困ったことあったらいつでも言ってよ?友達、でしょ?」
『えっ、あ、うん。そうだね!ありがとう』
渉「じゃぁー俺はそろそろ帰りますかね。ちゃんと戸締まりしなよ?あと栄養あるもん食べてね?また連絡するから」
『ふふふっ。お母さんだね、ほんとに。ふふふっ』
渉「うるさい////」
『・・・ありがとう!渉くんっ/////』
渉「えっ!ちょっと、もう1回言って!」
『嫌ですっ///』
渉「なーんでよー」
『はいっ、友達の嫌がることはしなーい!でしょ?』
渉「うわっ、ずるっ!そういうときだけ友達強調!敬語のくせに!」
『いいのっ!ふふふっ。』
渉「まぁいいや。お邪魔しましたー」
俺が見えなくなるまでえみちゃんは手を振ってくれていた。
初めて名前で呼んでくれてドキドキした。
2回目のご飯だったからなのか、一晩を共にしたからなのか、心を開いてくれてる気もした。
前回は俺からの質問が多かったのに、今回は
えみちゃんからも俺にいろいろ聞いてきてくれた。
ささいなことだけど、確実に自分のテンションが上がってることが分かる。
ーやっぱ俺、えみちゃんのこと好きなんだな・・・ー
はっきりと自覚してしまうとニヤニヤが抑えきれなくなった。
おかげでメンバーにも知れ渡ることになってしまったのは言うまでもない・・・。