第2章 友達として
『えっ、やだっ。それってどういう意味ですかっ?!なんなんですか?!』
渉「秘密」
『あーもうほんとごめんなさい!昨日のことは忘れてくださいー泣』
渉「ねぇーそれよりさ」
渉「いくら自分の家だからってその格好はちょっと・・・目のやり場に困るというか・・・/////」
『えっ?』
渉「いや、まぁえみちゃん気にならないならいいんだけど・・////」
シャワーを浴びていつもの部屋着に着替えていた。もこもこ生地でパステルカラーのいかにも女子です!って感じのショーパンとパーカーのセットアップ。
何も考えずに着てしまったけど・・・
ー・・・しまった!ださいって思われた!?ー
『す、すいません。なんか、こんなのしか 待ってなくて・・・』
『とりあえずコーヒー入れてきますね!』
渉「あ、え、うん?」
インスタントのコーヒーを2杯分作っていて、もう1つ自分の犯したミスに気づいた。
『あのぅ・・横尾さん・・。』
渉「ん?」
『私絶対またやらかしましたよね?』
渉「?」
『・・・・食事代』
『私が出すって約束で行ったのに!すみませんっ!いくらでした?払います!』
渉「あーあれねぇ、正直に言いますけど・・・最初から俺出すつもりだったから」
『へ?でも約束・・・』
渉「いや、うーん・・・なんて言うのかな」
渉「もう1回ゆっくり話したいなって思って、その為の口実。じゃなきゃわざわざ店予約しないよ?なんか嘘ついて引っ張り出したみたいな形になってごめん!」
『えっ、で、でもそれじゃやっぱり申し訳ないというか・・・』
『あ、じゃあせめて割り勘!割り勘どうですか?ご飯もお酒もおいしかったし、それに私の気が収まりません!』
渉「はぁー。えみちゃん意外と頑固だよねぇー。」
『だ、だって・・・』
渉「あの店、結構高いよー。割り勘にしてもいい値段いっちゃうよー。」
『だ、大丈夫です。いくらですか・・・?』
渉「あははっ。もう冗談だってw」
渉「今からコーヒーご馳走になるからそれでチャラにしてあげる!ねっ?」
『もうー!インスタントコーヒーでチャラにできるような値段じゃないことは子どもでもわかりますって!』
渉「俺がいいって言ってるからいーのっ」
ポンっと頭に手を乗せられドキッとした。横尾さんといるこの空気が心地いい。