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恋と駄菓子と万引きと(おそ松さん)

第2章 「大波乱の日々の始まり!」



…ミーンミンミンミンミンミンミン
…ミーンミンミンミンミンミンミン…

『うわぁ…。もうすっかり夏だなぁ…』

私は中村ひなた。

夏休みの私の日常は、朝早く起きてご飯を作り、食べて洗い

物をし、着替えて駄菓子屋に行く。といっても駄菓子屋の奥

が私の家なのだけど。

それから昼は朝作ったおにぎりを食べ、夜七時まで店番。

…昨日まではそうだったんだけど…

「ピピピピ、ピピピピ」

アラームだ。そろそろ奴らが来る頃かな…

「ピーンポーン」

あ、きたのかな?

『はぁーい、今行きまーす』

とたとたとた…玄関へ急ぐ。

チェーンをかけてドアを開ける。いつもの私のクセだ。

ガチャ

『……あぁ、やっぱり。』

そこには予想通りの六つの顔があった。



昨日うちの店で万引きをしたおそ松たち六つ子。

駄菓子屋の手伝いをすることと友達になることを条件に、私

は黙認することにした。これでいいのかはわからないけど。

あ、なんで呼び捨てなのかというと、おそ松たちに頼まれた

から。私的にもなんかしっくりくるんだよね…なんでだろ?


お)「やっぱりってなんだよーwwおーい聞いてる?w」

カ)「フッ…迎えに来たぜカラ松ガール…」

チ)「二人ともうるさいから!静かにして!」

一)「………」

チ)「せめてなんか言って一松!」

十)「ハッスルハッスルー♪マッスルマッスルー♪」

ト)「おはよーひなたちゃん❤元気してた?」

チ)「はぁ…もうつっこむ気力もないわ…」

うわっなにこれwコントみたいww

『あははははっ!』

六)「?」

『あははっ!久しぶりに笑ったかも!

…あ…なんかごめんね?つい…コントみたいでさ。

私一人っ子だし。

それに…なんかなつかしくて。…あれ?小さい時のこと、おぼ

えてないのに…なんでなつかしいって思ったのかなぁ?

ふしぎ…』

六)「!」

『…ん?どうかした?』

六)「あ、いや…なんでもない」

私の話なんて聞きたくなかったからかなぁ?

…でも一瞬顔色が変わったように見えたけど…気のせいかな?

まぁいいや。ってこんなことやってる場合じゃない!

ま、まさか…ちらりと時計を見てみる。

げっ!や、ヤバいッ!

『か、開店時間だぁぁーっ!!』
























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