第4章 「昼ご飯」
カラ松Side
さっき、おそ松が悲しい顔ででてきたけど…
?なんだったんだ…?
まぁいいか。久しぶりにひなたの手料理食べれるんだしな。
『あ、カラ松…ちょっと待っててね!』
こっちに気づいたひなたがいそいそとチャーハンをつぐ。
カ)「あ、あぁ…」
なんか…泣いてなかったか?
気の…せい…か?
『はいっ!どーぞ!』
カ)「あぁ…ありがとう…」
はっ!カラ松ガールっていうの忘れた…!
しまったぁぁぁぁぁぁぁ
俺のスタイルがぁぁぁぁぁぁ
『おーい!戻ってこーいww』
はっ!
カ)「フッ…カラ松ガール…いただくぜ…」
『あはは、どーぞ。』
わっ!は、反則だろ…その笑顔…
…昔より、美人になってねぇか…?
ってか、
カ)「うまいっ!」
『そーう?えへへ、手ぇぬいてごめんねーw』
カ)「マジか…手ぬいてこれ…さすが…」
『さすが?』
カ)「あ…フッ何でもないぜカラ松ガール…」
『?』
ひなたはまだ不思議そうだったが、すぐに戻ってくれた。
『ところでさ…何で万引きしたの?』
カ)「!?」
『ずっと気になってたんだよねぇ…そのこと。』
カ)「う…」
それは、ひなたには…知らせたらダメなことだから。
言いたいけど、言えないんだ。
『ねぇどうしたの?顔色…悪いよ?』
ひなたが俺に触れようとして…その手が止まった。
悲しい瞳で、うつむくひなた。
あぁ、昔みたいに、できないんだった。
カ)「…チョロ松に、代わってくるな!」
俺は、いたたまれなくなって、わざと明るいふうを装って
その場をゆっくりと離れた。