第8章 伝説と言われた英雄
カンナギ「…り……リア……リリア!!」
リリア「はっ…はぁっはぁっ」
カンナギ「意識は……あるか?」
リリア「……うん。それよりお父さん。この光景は?」
辺り一面炎が燃え盛っていた。
カンナギ「………………お前がやったんだよ」
リリア「!?」
カンナギ「突然発狂したと思ったら背中から黒い羽が生え、街を襲った。言い忘れていた。リリアについた天使は天使ではない。悪魔だ。」
リリア「あく……ま…?」
カンナギ「そうだ。」
リリア「でも、これで、クロスメントを止めれるんだよね」
カンナギ「…………そうだな。クロスメントの無効化は今のリリアなら止められる。けれど…」
リリア「死ぬんでしょ?」
カンナギ「クロスメントもな」
リリア「覚悟出来てる。終わらせる。この戦争を」