第18章 猫王子と音楽
「いじめは正義だから 悪をこらしめているんだぞ」
そんな風に子供に教えたのは 僕らなんだよ
大人vs大人の正解・不正解のバトル
TVで子供らに教える 「ダレが"間違って"るか」
正義のヒーローは悪党を倒すものだと
子供はTVを見て思う 「悪は滅ぼさなきゃね」
もし僕が正しくて君らが間違いなら
僕らは戦う運命にあるの?
僕らはいつも「答」で戦うけど
2つあって初めて「答」なんだよ
悪魔と天使の世界で あちらが正しいとか
こちらが間違ってるとか解らないんだ
「悪魔と天使」 僕らがどちらなのかなんてさ
解るはずもなければ解りたくもない
正義が支配する最悪な世界では
マジョリティーこそが「正しい」とみんな「間違える」!?
「正義」を生み出した神様 聞こえてますか
あんなものを生み出したから みんな争うんだよ
戦うべき「悪」は自分の中にいるんだと
「世界」のせいにしちゃダメだと僕はそう思ったんだ
何かを変えるってことは自分自身を変えるということと
ほとんど同じなんだよ
「僕ら」が変わるってことは「世界」を変えるということと
ほとんど同じなんだよ
悪魔と天使の世界でどちらが正しいとか
あちらが間違ってるとか解らないんだ
「賛成」と「反対」の間に「答」が生まれればいい
正しさを主張するだけじゃ「答」じゃないんだ
否定を否定するという僕の最大の矛盾は
僕の言葉 全てデタラメだってことになんのかな?
天使と悪魔/SEKAI NO OWARI