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猫王子と犬平民

第15章 猫王子と修学旅行


『ちょ、先生も食べてください』

先生「ワシはいらへん。生徒に、しかもに貰うなんて後が怖くて食べられへんわ」

『ちげーよアホ。いいから食べてみろって言ってんだよぉぉぉ!!!!』

先生「ちょ、ワシお前の担任なんやk…ぐふっ!」


拒む先生の口に思いっきりお菓子を突っ込んだ。すると先生の顔が見る見る赤くなっていく。


先生「~~~~~~!!!水!水ぅぅぅ!!!ぃぃぃ!!!お前何変なモン食べさせてくれとんねん!!!」

『…だよな』

先生「だよな、やない!お前ワシの事が嫌いやろ!どこが嫌いか言ってみぃ!極力直すさかい!」

男子生徒「ぶはっ!先生必死すぎ!にどんだけ嫌われたくないねん!」

『やだなぁ先生。あたし先生の事割と好きですよ?先生が担任で良かったって思ってるし』

先生「…お前…」

『これくらい言っておけばもう大丈夫でしょ。めんどくさいの嫌いだし』

先生「めんどくさいってワシの事か!?ううぅ…今日はヤケ酒や…」


先生の事は嫌いじゃないけど、今はもっと重要な問題がある。


『分かる!?これが正しい反応だぞ王子!』

「…ヤケ酒?」

『ちっげーよ!少しずれてる!!そうじゃなくて!お菓子!!辛くなかったわけ!?』

「あぁ、あれか。確かに少しピリッとしたが、あそこまで取り乱すほどではないよ」

『ふざけろよ!!!相手はあの暴君、ハバネロ先輩だぞ!?しかも何故かお怒りになられていつもの30倍返しされてんだぞ!?お前ハバネロ先輩が怖くねぇのかよ!』

「ハバネロ先輩が30倍返しなら、僕はその40倍返しだ」

『~~~~~~~~~!!!!ぶはははっ!!!ちょ、赤司がその台詞言うとか反則!!ハバネロ先輩とか反則!!!あははははっ!!』


真面目な顔でその返答、最強すぎるだろ!!!!
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