第3章 猫王子との関係
「そんなものは知らない」
『…は?』
「ただの言う通り僕達は友達ではない。だが知り合いというには浅すぎる。一体何だろうな」
『王子でも分かんないのか…ならあたしに分かるわけないよねー!って…余計なお世話だコンチキショー!!!』
田中「いでっ!何で俺!?」
「犬…自分で言って自分で哀しくなるな」
『いだっ!』
赤司が頭が良いのは知っている。1週間もあれば嫌でも思い知らされた。数学だけは助かるんだけど。とにかくその赤司が分からないと言ったんだ。あたしが無い頭を使って必死に考えても意味がない。
そして最近、赤司から暴力を受けるようになった。暴力と言っても痛くない、スキンシップレベル。だけど男子が女子をはたくってどうよ。ま、逆はあたしもやってるから強くは言えないけど。
女子「、奈央!明後日の事なんやけど…」
奈央「あ、今行くでー!ほら、皆待っとるで」
『おっけーおっけー。つまんない事聞いちゃったね、王子』
「構わないが…明後日何かあるのか?」
『?何々~?興味あるわけ?』
「興味ではない。王家に仕えている駄犬がお邪魔するんだ。僕が知っていても文句はないだろう」
『そっか。…って違うだろ!いや、違わないか…ん?分からなくなっちゃった。まあいいや。日曜はクラスの女の子で女子会するのだよ!ふぉっふぉっふぉ!』
「…気持ち悪い笑い方をするな」
何とでも言うがいい!あたしは今機嫌がいいのだよ!なんたって女子会が楽しみすぎて!早く明後日来ないかな~ぐふふふふ
赤司と別れ女子の園へと足を運び、あははうふふで時間と場所を決めた。隣の赤司が言うには、ずっとにやけてそれはそれは気持ち悪かったという。…ぶっ飛ばすぞ!さすがに言われっぱなしはカチンと来たちゃんでした。