第11章 猫王子と文化祭
「あっちー。、タオル」
『あたしはマネージャーじゃねーっつの。ほらよ。黒子も』
「ありがとうございます」
奈央「き、黄瀬君!タオル、コレ使ってぇな!!」
「あ、ありがとうッスー!」
麗華「赤司君!ハイ、タオル!!」
「…あぁ」
「おーおー。モテる男は辛ぇなー」
『ぷぷ!青峰ひがむなって!!お前にもいいトコはきっとある!はず!多分!』
「オイどんだけ可能性低いんだよ。つーか俺だってモテねぇわけじゃねーし」
『はいはい。男は皆そう言うんだよ』
試合が終われば奈央達の担当も終わり、再び教室棟へ戻った。前回と違うのは、麗華ちゃんがいること。奈央はまだ仲直りしてないらしく、ギスギスしてるけど。
とにかくこの6人で文化祭を楽しんだ。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、もう黒子達は帰ってしまう。
「赤司っち、っち、奈央ちゃん!今日はありがとうッス!おかげで楽しかったッス!」
奈央「楽しんでもらえたなら良かった!ま、また連絡してもええかな?」
「いいッスよ!今度東京にもおいで!」
「今日はありがとうございました」
『あ、黒子や。バレー部の水島によろしく伝えてちょーだい!』
「いいですよ。同じクラスですから」
「赤司、こんなバカが相手で大変だと思うが頑張れよ」
「…あぁ」
『ん?何の話ー?』
「には関係ねぇよ。今度休みの時俺の幼馴染も連れてくるからよ、その時こそ京都案内してくれよな」
『任せとけ!そのころにはあたしも京都博士と呼ばれてたらいいのにな~』
「ぶはっ!ただの願望じゃねーか!つーかこれ違う漫画のパクっただろ!!」
『…ばれたか』
別れを惜しむことも無く、最後までいつもの調子で別れる。寂しくなんかない。だって、また会えると確信しているから。
別れる前に青峰と黄瀬涼太と連絡先を交換した。黒子は知ってるからね。
3人を見送ったあと体育館へ向かった。明日は体育館でイベントが行われるため、バレー部で使用した片付けを行う。
そして、1日目の文化祭は終了した。