第11章 猫王子と文化祭
赤司side
『いいかてめーら!!今日は2度目の戦争だ!我々は赤司総隊長の元、再び努力をしてきた!いいか、一度栄光を手にしているからと言って決して気を抜くな!我らの力、再びこの洛山高校に見せつけてやろうぞ!!!』
全員「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
『特に今日はイベントも少なく稼ぎ時だ!勝利を掴むなら今日全力を尽くすしかない!各自自分の仕事に責任を持って取り組むこと!赤司総隊長!何か最後の言葉を!』
「…毎回これやるのか。前にも言ったg」
全員「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「こうなるとは思っていたが何故全員なんだ」
は隣でケラケラと笑っている。ムカついたから一発殴ってやった。
そして時間が来たため着替えに移る。接客チームは5人1チームとして3クールで回る。僕と、川崎と月島、田中が1クール目だったため、すぐに着替えた。
『あははははっ!!!やばい赤司!!!似合いすぎ!!!ちょ、写メ撮らせて!!!』
「断る」
『いいじゃん減るもんじゃないし!くらえっ、連写攻撃ぃぃぃぃ!!!』
「や、やめろ!!!今すぐそれを消せ!」
『絶対消さないよ~だ!待ち受けに設定、と!次は一緒に撮ろ!奈央、カメラ頼む!』
「撮らなくてもいいぞ、川崎」
『いいじゃん!せっかくの学園祭なんだし!それに鬼太郎と一緒に写真とる猫王子なんて、すっげーレアじゃね?心配しなくても後で現像してあげるからさ!はい、チーズ!』
いつの間にか川崎に撮られていた。それに便乗した月島も一緒に写真撮ろうと言ってきたけど。
そしてすぐに開店時間となり、あっという間に忙しくなった。思ったより客の回転がいい。だがメニューに写真撮影を取り入れたせいで、疲労がやばい。写真撮影に200円、結構ぼったくりだと思うのは僕だけでは無いと思う。
すると廊下が騒がしくなったかと思えば、見慣れた、だが久しぶりに見る人物がいた。
「ちわッス!奈央ちゃん、遊びに来たよ」
奈央「黄瀬君!ホンマに来てくれたんや!!さ、こっち座ってぇな!」
「オイオイ黄瀬だけかよ。俺らもいるっつーの。なぁテツ」
「僕はもう慣れていますから」
…ちょっと待て、なぜお前らがここにいる。何故洛山にいるんだ。のせいか…後でお仕置きが必要だな。