第11章 猫王子と文化祭
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赤司の猫王子のコスプレ、絶対にウケると思うんだけどなぁ。絶対に頷かせてみせるっ!
田中「なぁ、コスプレするのって接客係だけやろ?俺裏方でええで」
女子生徒「あ、私もそれがええなー」
『What?何言ってんの?裏方もコスプレしてもらいますけど何か』
男子生徒「まじかよ!?でも金足りへんで?」
『金は作ればいいんだよ!!!!皆もっと頭使ってよー』
女子生徒「…偽札?」
『ちっげーよ!!!さすがにちゃん犯罪との区別はついてるからな!そこまでバカじゃないからな!!売上で補えばいいんだよ!足りない分は少し前借してさ?』
「残念だが前借は出来ないようだ。甘かったな」
『やべーよ王子めっちゃ嬉しそうだよどんだけやりたくないんだよ!!!…でもしょうがないな…コスプレは接客係だけにするよ。じゃあやりたい人っ!』
挙手を求めたのに、誰一人手を挙げてくれない。
『何だよ皆、ノリ悪いな~。もう1回聞くよ?やりたい人っ!!』
「…」
『や、やりたい…人っ!!!』
「…、僕の手を無理やり上げようとしても無駄だ。お前に簡単に動かされるほど、僕は弱くない」
『チッ…ったく、しょうがないなぁ。じゃあくじにしよう!恨みっこなしなー』
ブーイングが聞こえたけど、無視するもんね!!!え?あたし?あたしはもちろん裏方希望で!!!!
『…何でだよ!!!!』
女子生徒「言いだしっぺはこうなる運命なんやね~」
『ちくしょう!!!言い返せない!!!まぁいいや、赤司も無事に決まった事だし』
「…認めない、認めないぞ僕は…」
『往生際が悪いぞ赤司。一緒に頑張ろう、な?』
「そのニヤケ顔ムカつくな殴っていいか」
『いだっ!もう殴ってんじゃん!昔は可愛かったのに…』
「知らないだろう。まぁいい。次決めるぞ」
とにかく文化祭、もうすぐです!!!!