第3章 *the second world
次の日の朝、私はスマホのアラーム音ではなく、メンバーからのコールで目を覚ました。
「…もしもし〜?」
「もしもしじゃないよ!凛、今あんた大変なことになってるよ?!」
「へ?」
急いで支度を整える。
「ごめんね、おそ松くん。慌ただしくて」
「いいよいいよ、気をつけてな」
「うん!」
玄関で見送ってくれる彼を一瞥して…
「…!」
行ってきますのキスをした。
「それじゃ、行ってきます!」
「行ってらっしゃい」
軽く頬を染めた彼を背に事務所へと急いだ。
「おはようございます!」
「あ、凛!」
マネージャーとメンバー2人が囲んでいた机の上には写真。
私と、おそ松くんとの写真だった。
「これが今日の朝一で送られてきたらしいんだよ」
「んで、ついでに凛のブログは大炎上」
「これって本当なの?」
「あー…事実です。すいません…」
そう言うとマネージャーが少し厳しい顔をした。
当たり前だろうな…
「うちは恋愛禁止じゃないから何も咎めることはないのだけれど、貴女たちは今が売り出しどきなのだから少し気をつけてね」
「はい。申し訳ありませんでした。2人も、騒がせてごめんね」
「んーいいよ」
「気にしてないよ。それよりもこの人との話が聞きたいなぁ」
優しい2人に感謝の念を感じ、最後の言葉に苦笑いをした。