第3章 *the second world
「っはぁ、はっ…」
一番近い公園、約束の公園へ走る。
ざっと視線を園内へ走らせるとブランコに人影が見えた。
目を凝らせばよく知っている人。
「っごめんね、おそ松くんっ!遅くなっちゃって」
そう声をかけたら少しうつむいていた彼は顔を上げて、にっこり笑った。
「いいよいいよ、仕事だろ」
その笑顔に安心して近くへ寄ると、おそ松くんもブランコから立ち上がった。
「…なぁんてな」
「え…っんむ」
すぐ近くに来たと思ったら口が塞がれた。
…冷たい。
やっぱりたくさん待ったよね。
「ん…ぁ、ごめんね、おそ松くん」
「ん?俺は謝罪じゃなくてもっと違うこと聞きたいな」
…このお人好しめ。
「…ありがとう」
そう言うと彼はさっきと同じ、眩しいくらいの笑顔で笑ってくれた。