第3章 *the second world
「っっ!!!」
目が覚めて勢いよく起き上がる。
動悸が激しく、嫌な汗が背を伝う。
あたりを見回せば暗い寝室。
同じベッドで寝ていた彼がもぞもぞと動いた。
どうやら起きたみたいで、目をこすりながら起き上がってくる。
「ん…凛?どうした?」
いつもの声音に落ち着く。
「…少しやな夢見たみたい。ごめんね、起こしちゃったね」
「いいよ。それより、大丈夫?」
「うん」
優しい声。愛しい声。
軽く背中をさすってくれて、安心したらまた眠気が襲ってきた。
「寝る?」
「うん…おやすみ、おそ松くん」
「おやすみ」
子供が親にされるように一定のリズムでポンポンとされて、私はすぐに眠りの世界へ落ちていった。