第3章 学校と親
学校の許可も降りたので(半ば無理矢理やけど)、その後も私は普通に学校生活を送っていました。
だけど安定期に入るまで激しい運動は出来ないから体育やダンスの授業は見学だったし、お腹が張ったりした時はすぐに医務室に駆け込みました。
高等や専門の先生方はみんな私の妊娠を知っていたので、結構気を遣っていました←(すいません 。
あと結局私の様子が以前と変わった事や先生方の態度で同期や後輩、先輩方も私の妊娠に気付きました。
色んな人に気を遣わせてしまって…今思い出しても悪かったなぁって思います。
最初私は妊娠の事がみんな(相棒以外)に知られたら、みんなから軽蔑されるんじゃないかと思ってました。
「大事な時期に何やってんねん!?」とか「軽はずみな行動すんな!!」とか、色々言われるんじゃないかって…。
けど実際は全然そんな事なくて、みんな私の身体の事を凄く心配してくれました。
「身体大丈夫?冷やしたりせんようにして、安静にしいや?」とか「無理したらアカンで?何かあったら言いや?」とか、優しい言葉を掛けてくれました。
みんなの事を信じられなかった自分が恥ずかしくて、罪悪感が込み上げました。
泣き出した私に、みんなは優しく笑って抱き締めてくれました。
支えてくれたみんなにはどれだけ感謝しても足りません。
なのに…私はこれだけ支えてくれたみんなを裏切ってしまったのかと、死産した時思いました。
【学校と親】終わり