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私の妊娠物語 〜20ヶ月の妊娠生活〜

第3章 学校と親


9月に入り学校が始まってすぐ、私は一番大好きで信頼出来るヴォーカル担当の井上先生に妊娠している事を相談した。
井上先生は二児の母で子育て歴10年のお母さん先生だ。
私達生徒にとっても母親的存在であり、みんなで『ママ』と呼んで慕っていました。


井上先生は最初ビックリした後「なんで避妊せえへんかってん!?」と怒っていた。
私は何も言えずただ「すいません…」と謝るしかなかった。
暫くして井上先生は溜め息を吐くと「これからどないするん?産むの?」と尋ねてきた。


凪「そのつもりやねんけど、オレ学校辞めたくないねん。産んだ後も学校おれへんかな……?」


井上先生「う〜ん、そればっかりはなぁ…あたしには何とも言えんわぁ…。高等課程の先生に言うてみたら?凪は高等の生徒やから専門の先生らには何とも言えんと思うわ……」


私が通っていた学校は専門学校なのですが、高等課程と専門課程と二種類あり、私は高等課程に所属していました。
高等課程はその名の通り高校生…つまり16〜18歳の子が通う所で中学校を卒業してから三年間そこで勉強しました。


私が通っていたのは三つあるコースのうちの一つ、ダンス&ヴォーカルという歌とダンスを主に学ぶコースで今まで歌にしか興味がなかった私ですが、この学校に通い始めてからアフレコや演技にナレーションなど、色々な事を学ばせていただきました。
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