第24章 イベントの時間(?)
寺坂「ってコラァ!!
俺のこと無視してんじゃねえ!!・・」
ケイト「枕投げてやる~!^^♪」
そんなこんなで…
数日経ってから、ケイトちゃんは退院することになった。
その頃には、殺せんせーが爆発する可能性が1%だって解って
ホッと一息ついて、再び暗殺に向き直ることとなっていた。
といっても、国際宇宙ステーションに行くことになるなんて…
思いもしなかったけれど
卒業旅行で宇宙に行けて、よかったって今は思ってる。
それから…
3月6日
卒業する一週間前に、事件は起こった。
その時は、普通に…
なぜか、卒業アルバムの編集作業ってことになってて;
それで、写真が足りないって言いだした殺せんせーが
僕等をバッグに詰めて、世界中で写真を撮りまくった。
そうして…
明日もまた、会うんだって思ってた。
けれど…
その予想は、簡単に崩された。
3月13日の前日まで
僕等が、殺せんせーと再会できることはなかったんだ。
それからは…
また会うために、みんなは大人しく陰で動いてた。
そして、最後に放たれる前…
僕等は決断した。
最後に会いに行くために、乗り込んで…
死神二代目とシロが、襲い掛かってきて……
僕等は足手まといになってたはずだったけれど…
殺せんせーはそれが嬉しいって言ってくれた。
それでも、ぼろぼろになっていくことは変わらなくて…
それを打開しようと茅野が動いたけれど…
死神二代目に茅野がやられたことで、一瞬暴走したかに見えた。
それでも…
全ての感情と想いを込めた
殺せんせーの『純白の光』の一撃によって、二人は倒された。
殺せんせーが、茅野を治してから…
僕等は決断を迫られた。
いずれ降ってくるレーザー
へとへとに弱り切った殺せんせーの、殺し時ということ。
僕等は殺し屋。
ターゲットは先生。
このまま天(自衛隊)に任せるよりも、誰かに殺されるよりも…
護るために、殺すことを選んだ。
『殺したくない』
けれど、『殺したい』…
相反する二つの考えが、僕等の中で合致していた。
そうして…
僕等は一足先に、卒業を迎えた。