第23章 目覚めの時間
人間には、負のオーラと正のオーラがある。
負のオーラは、怒りや憤り
恨み、憎しみなど、負の感情に伴う黒いモヤ。
正のオーラは、清純などの
純粋な愛情だったりした場合に伴う白く輝く光。
負のオーラが、この世には非常に多い。
理不尽なことが成り立つから、余計に…
悪いことをしようとする人がいる。
陰口を叩けない人の気持ちも考えず
裏で陰口をたたいてると、陰口をたたく人もいる。
ヒトよりも視えるからこそ
余計に居心地が悪かった。
ヒトよりも聞こえるからこそ
こんなヒトたちのはびこる世界に居ること自体が嫌だった。
ヒトがヒトをないがしろにする世界なら
こんな世界を滅したいとさえ、想うこともあった。
それでも、大事に想う人もいるから
そんなことはできなかった。
目を潰した、耳を潰した…
視えるのがつらかった、聞こえるのがつらかった……
それでも、勝手に治って
また見えるように、また聞こえるようになった。
こんな場所で生きているのが、たまらなく嫌だった。
生きているだけで、苦しくてどうしようもなかった。
学校が嫌いだった、理解者なんて出来ないって偏見を持っていた。
過去の出来事から、経験から…
そう、思わないとやっていられなかった。
それでも、その理不尽と楽しく戦うやり方を
ここ(暗殺教室)で教わった。
それを覆してくれる人たちと…
居場所が、すぐ近くにあった。
だから、私は…
まだ、ここに居たい。
そんな思いを宿したまま、意識を失った。
それでも…
目を覚ますまで、時間がかなりかかったようで;
『うああああああああああああああああっ!!;;』
そう、三人が両目から涙を流す中…
ケイト「たらたら)…;
(私は、一体どうすれば?;」
内心、冷や汗ダラダラだった。
暗殺期限まで、64日…
烏間「騒々しいぞ!」
ばあん!!
荒々しく扉を開けられる中…
私の入院生活は、幕を開けた(?);