第4章 教えてあげる<大久保利通>
自分のズボンへと手を伸ばすを、大久保はじれったい気持ちで眺めていた。
初めて見るの洋装姿にすら、今までにない興奮を覚えているというのに、それが着乱れた今のは堪らない。
「触って」
ベルトが緩められ、釦が外されたことで空気に触れた自身は既に大きく質量を増している。
の小さく華奢な手が、根本からゆっくりと優しく触れていく。漏れる吐息が熱くなっていくのを自覚しながら、大久保はの足を撫でていた手を中心へと運んだ。
「あぁっ…は…」
「気持ちいい?」
もう十分すぎる程に湿っていたの秘部を、わざと水音が響くように指を動かせば、一際大きな声が上がる。
大久保の口元に浮かぶ笑みに、が恥ずかしがるように身をよじるけれど、逃がさない。
「俺のもちゃんと、触って」
「んんッ…は、い…」
大久保の服にしがみ付き、は懸命に要求に応える。
いじらしいその姿。けれどもっと、声も聴きたい。乱れて欲しい。
「…」
「あ、ダメッ…ああああっ」
ここが、弱い。
大久保の指が容赦なく与える刺激に、ガクガクと足を震わせて、は押し寄せる快楽に耐え切れずに果ててしまった。