• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】女王と月

第10章 疲労


フラフラと飛んで行ったボールは月島くんを捉えると、右に逸れた。


「っ…」


なんとか入った。


まだなんか弱いか…改善の余地あり、と。


覚えたての技はやはりすぐには上手く使いこなせない。


次、ジャンプサーブを繰り出すと木兎さんになんとか上げられた。


「赤葦カバー!」


「はい、木兎さんっ」


スパイクが来る。


「ッッ…」


両脚と手に力を込め、なんとか上に上げる。


「飛雄カバー!」


「あぁ」


レシーブは上げられたけど、そこ勢いに負けて2、3歩後退する。


「持って来ぉぉーいっ!」


日向が飛び、飛雄がトスを上げ、スパイクが綺麗に決まる。


「痛い…」


誰にも聞こえないよう、ボソリと呟く。


木兎さんのスパイクは尋常じゃない。









結局、1セットも取れずストレートで負けた。


腕はヒリヒリするけど上着で隠せてるだろう。
/ 588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp