• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】女王と月

第59章 約束


夜。


自主練を終えて部屋に戻る途中。


「波瑠」


なぜか体育館裏で蛍と2人きりになっていた。


「僕と2人なのは、嫌?」


腕を引かれ、抱きしめられる。


「嫌じゃないよ」


「じゃあ……赤葦さんと2人なのは嫌?」


「京治くん?

別に嫌じゃないけど」


「そう」


ぎゅう、と抱きしめられている腕に力が入る。


「どうしたの?」


目の前に居る蛍にいつもの余裕はない。


「蛍…?」


「波瑠…僕のこと好き?

こんなこと聞くのウザったい女みたいで嫌なんだけど…」


絞り出すようなか細い声。


「……蛍、こっち向いて?」


俯いている蛍の顔を無理矢理上げさせる。
/ 588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp