第7章 練習試合
結局補習組が到着したのは最後の試合がちょうど終わったところだった。
「「「ぬぅわぁー…」」」
烏野は全戦全敗。
「今頃来るとかないわ」
「ちょっと遅いよね、ツッキー」
ほとんどの選手はどこかへフラフラと行ってしまう。
「そういえば月島くんって身長いくつ?
うちで1番高いんでしょ?」
「…188」
ここに残っているのは烏野の月島くん、山口くん、日向くん、飛雄。
音駒の黒尾さん、孤爪くん、灰羽くん。
梟谷の木兎さん、赤葦さんだけだ。
「その子ツッキーの彼女かー?」
「違いますよ、黒尾さん」
否定とか面倒くさい。
「その子は否定してないけど」
「単に否定するのが面倒なだけですよ」
流石に分かって来てる。
「あ、さっきの!
名前教えてよ」
月島くんよりも背の高い男の子。
「柏木ー!
サーブ打ってくれ」
「嫌」
「お願い!打ちたい!
影山も頼めよ」
「…頼む」