第7章 練習試合
駆け足で月島くんの元へと向かう。
「ねぇ、君名前は?」
グイッと腕を引かれた。
「え?」
「俺灰羽リエーフ!
音駒のエースになりますからっ」
エース…ね。
「おいリエーフ‼︎
守備もろくに出来ねェ癖にエースになれる訳ねェだろ!」
「煩い。
そこ退いて、通れないから」
2人の間を縫って月島くんのところへ行く。
「月島くん、メンバー決まった。
菅原先輩、月島くん、成田先輩、澤村先輩、東峰先輩、縁下先輩だよ」
「…補習4人組が終わるまで、ね」
「アップ始まる頃ですから、体育館に向かってください」
「「「うぃっす」」」