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【ハイキュー‼︎】女王と月

第34章 偶然


「寄り道なんてしないってばー」


女の子に囲まれると動けないのに。


「とにかく柏木も身体に気をつけろよ」


ポン、と頭に手が乗る。


「岩ちゃーん。

そういうのはイケメン限定だよー?」


「あ?」


あ、ヤバイ…。


「ほらほら、顔怖いよ」


「柏木…またな」


「あ、はい。また」


及川先輩、ご愁傷様です。


「あ、そうだ」


背を向けたイズミ先輩が、何か思い出した様子で振り向く。


「お前マネージャーなんて出来んのか?」


「やってますよ。

精一杯…全力で」


「「‼︎」」


「そうか。

んじゃ及川、とっとと向こうに合流するぞ」


((あいつが全力でサポートしてる。

つまりこっから烏野は爆発的に進化する))


去り行く2人の背中からはやる気が満ち溢れている。


「あ、お話は終わりましたか?」


「はい」


「では今日はもう」


「いえ、学校に戻ります。

身体は大丈夫なので」


「そうですか、分かりました。

けど無理は禁物ですよ?」


「分かってます」


ケガを押してまで働くのは真面目とは言わない。


そのことは私が1番分かってる。
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