• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】女王と月

第34章 偶然


診察の結果、軽い切り傷だと判明した。


出血は多いが傷はそんなに深くはない。


通常の生活を送るには支障がないそうだ。


ただ1日だけ様子を見るように、とのこと。


「とりあえずは、なんともなくて良かったです。

ホッとしました」


強張っていた武田先生の顔にようやく笑顔が戻る。


「ご迷惑をおかけしました」


「迷惑じゃなくて心配ですよ。

別に気に病むことはないです」


「あれ、るぅ久しぶり〜」


この声…この呼び方…。


「及川先輩…」


及川徹先輩。


中学の頃の先輩で今は青城のセッターであり、主将だ。


「青城の及川くん⁉︎」


「烏野の監督さん、こんにちは」


「こ、こんにちは」


「るぅはケガ?」


「はい、まぁ」


「ふーん、珍しいね。

そういうことには人1倍気をつけてたのに。


そういえば近々合宿あるんでしょ?いつ?」


「あぁ、それなら来週末ですよ」


「それうちも参加したいなぁ、なーんて」


「え…」
/ 588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp